排水口の臭いの主な原因は2つです。ひとつは排水トラップにたまっているはずの水(封水)が蒸発して切れていること、もうひとつは配管内にこびりついた油脂やヘドロです。まずは封水と見える範囲の掃除で改善するか確認し、それでも臭う・流れが悪い場合は配管内部の汚れが疑われます。
排水口が臭うのはなぜ?
排水管の途中には、「封水」と呼ばれる水をためる構造(排水トラップ)があり、これが下水からの臭いや虫の侵入を防ぐフタの役割をしています。長期間使わない排水口では、この水が蒸発して臭いが上がってくることがあります。旅行から帰ったら急に臭う、というときは封水切れの可能性が高いでしょう。
もうひとつが、配管内部の汚れです。キッチンなら油と食材カス、浴室や洗面なら皮脂と髪の毛、洗濯機まわりなら洗剤カスと繊維くずが、時間をかけて管の内壁に付着していきます。これがヘドロ状になると、臭いだけでなく水の流れも悪くなります。
自分でできる対処法は?
- しばらく使っていない排水口は、水を数十秒流して封水を回復させる
- 排水口のフタ・ゴミ受け・排水トラップの部品を外して洗う
- 髪の毛やぬめりを取り除く(浴室・洗面)
- 市販のパイプクリーナーを、製品の使用方法に沿って使う
ここまでで改善すれば、汚れは手前側にとどまっていたということです。
やってはいけないことは?
油汚れを溶かそうとして熱湯を大量に流すのは避けてください。住宅の排水管には塩化ビニル製のものが多く、高温の湯で変形や継ぎ目の劣化を招く恐れがあります。ぬるま湯程度にとどめるのが安全です。
また、市販のパイプクリーナーを規定量以上に使ったり、複数の製品を混ぜたりするのも危険です。特に塩素系と酸性の製品の併用は有害なガスが発生するため、絶対に避けてください。
高圧洗浄が必要なケースとは?
次のような場合は、配管の奥に汚れが固着していると考えられます。
- パイプクリーナーを使っても臭いや流れの悪さが戻ってしまう
- 複数の排水口(キッチンと洗面など)で同時に流れが悪い
- 排水時にゴボゴボと音がする、逆流する
高圧洗浄では、専用のホースを配管内に挿入し、高圧の水流で内壁の油脂やヘドロを削ぎ落とします。薬剤で溶かすのではなく物理的に落とすため、蓄積した汚れにも対応できます。山元工業では配管洗浄を要見積もりとし、建物の構造や配管の状況を確認したうえでご案内しています。
予防のためにできることは?
いちばん効果的なのは、油を流さないことです。調理後のフライパンの油は拭き取ってから洗う、食材カスはこまめに取り除く。この積み重ねで配管内の付着はかなり抑えられます。使っていない排水口は、月に一度は水を流しておきましょう。
草津市を中心に滋賀県内でご依頼を承っています。水回り全体の汚れが気になる場合は水回りクリーニングもご検討ください。詳細は配管洗浄のページを、キッチンの油汚れ対策はこちらの記事をご覧ください。
よくある質問
Q旅行から帰ったら排水口が臭います。故障でしょうか?
A排水トラップの水(封水)が蒸発している可能性が高いです。まず水をしばらく流して封水を回復させ、それでも臭う場合は配管内部の汚れをご確認ください。
Q高圧洗浄の料金はいくらですか?
A建物の構造・配管の長さ・汚れの状態によって作業内容が変わるため要見積もりです。状況をお聞かせいただければ、お見積もりをご案内します。
Q市販のパイプクリーナーは効果がありますか?
A手前側のぬめりや軽度の汚れには有効です。ただし配管の奥に固着した油脂やヘドロは薬剤だけでは落ちにくく、繰り返し再発する場合は高圧洗浄をご検討ください。